介護士を長く続けるコツも押さえておくべき

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介護士を長く続けるコツも押さえておくべき

平均勤続年数

介護士の平均勤続年数は、2019年時点で訪問介護職員が6.2年、介護施設職員が6.8年です。産業全体の平均勤続年数が12.4年なので、それと比べると離職率は高い傾向にあります。早期離職は今後のキャリアにいい影響を与えません。以下に、介護士を長く続けるコツを紹介するので参考にしてください。

何かしらの目標を立てる

仕事をする上での目標はモチベーションに大きな影響を与えます。仕事に対してネガティブな感情しか持てないのであれば、当然ながら長続きはしないでしょう。仕事の充実感や達成感を得るために、近々達成したい目標や数年後に達成したい目標を立ててください。「次のレクリエーションで入居者に喜んでもらう」「○○年後に介護福祉士を取得する」といった目標を立てることで、モチベーションの維持につながります。

メリットを考える

仕事を続けることで得られるメリットを改めて考えましょう。介護士は勤続年数や経験に応じて給与が上がります。高齢化が進む日本においては将来性も期待できるでしょう。需要があるので定年まで安定して働けます。資格を取得すればキャリアアップも可能です。こういったメリットを洗い出し、仕事を続ける意味を見出してください。

自分なりの楽しみを作る

仕事が飽きてきたと感じる人は、自分なりの楽しみを作ってみましょう。「夜勤の時は好きなお菓子を食べる」「入居者の趣味を聞いて自分でも試してみる」など、小さなことでも構いません。「シーツ交換を○○分以内に終わらせる」など、支障のない範囲で仕事をゲーム感覚で取り組んでみるのもおすすめです。

仕事のことは割り切る

「仕事は仕事」と割り切って、プライベートに持ち込まないでください。面倒な仕事や人間関係で疲弊し、それを自宅に持ち帰ると余計にストレスが溜まってしまいます。仕事以外の時間でストレスを溜めないように、プライベートとはきっちり切り分けましょう。休日は思う存分ストレスを発散して、気持ちを切り替えることが大切です。

助けを求める

介護施設は入居者の安全や健康が第一なので、自分を犠牲にして頑張る職員が多い傾向にあります。しかし、自分を犠牲にして働き続けると、いずれ限界を迎えてしまいます。モチベーションを維持することもできないでしょう。気持ちが沈んでどうすればいいか分からない時は、遠慮せず周囲に助けを求めてください。責任感の強い人が多い職場なので、誰かが手を差し伸べてくれるはずです。

何より休むことが大切

疲れた心身を癒すためにはきちんと休む必要があります。夜勤のある職場だと生活リズムも崩れやすく、疲れやすいでしょう。前向きな気持ちになれず悩んでいるなら、思い切って長期休暇を取ってみてください。きちんと休むことがいいパフォーマンスにつながります。

新しい環境でチャレンジしたい人へ